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口唇炎の時のメイク、どうすればいい?悪化させないためのヒント
口唇炎になってしまうと、唇の赤みや、皮むけが気になって、メイクで隠したい、という気持ちになりますよね。しかし、メイクのやり方によっては、症状をさらに悪化させ、治りを遅らせてしまう危険性もあります。ここでは、口唇炎の時でも、できるだけ唇に負担をかけずに、少しでもきれいに見せるための、メイクのヒントと注意点をご紹介します。まず、大前提として、炎症がひどく、痛みや、じゅくじゅくした、ただれがある場合は、メイクは、きっぱりと「お休み」するのが、最善の策です。この時期は、皮膚科で処方された薬を塗り、ワセリンなどで、徹底的に保護することに専念しましょう。症状が、少し落ち着いてきて、カサつきや、軽い皮むけ程度になったら、細心の注意を払いながら、メイクを再開します。メイクの基本は、「低刺激」と「石鹸で落とせる」ことです。①下地で、しっかり保護する:口紅やグロスを塗る前に、必ず、無香料・無着色の、低刺激なリップクリームや、ワセリンを、たっぷりと塗って、唇の表面に、保護膜を作りましょう。これにより、色素や、その他の成分が、直接、唇に触れるのを防ぎます。②口紅・グロスの選び方:できるだけ、タール色素や、香料、ラメなどが入っていない、シンプルな成分の製品を選びます。オーガニックコスメや、ミネラルコスメ、あるいは、敏感肌用に開発されたブランドのものがおすすめです。また、ティントタイプなど、染料で唇を染める製品は、非常に落ちにくく、クレンジングの際に、唇に大きな負担をかけるため、絶対に避けましょう。③塗り方にも工夫を:口紅を、直接、唇にグリグリと塗りつけるのはNGです。清潔な指や、リップブラシに取り、ポンポンと、優しく置くように色を乗せましょう。摩擦を、最小限に抑えることがポイントです。④クレンジングは優しく、確実に:メイクを落とす時が、最も重要です。洗浄力の強い、オイルクレンジングなどで、ゴシゴシこするのは、もってのほかです。ポイントメイクリムーバーを、コットンにたっぷりと含ませ、数秒間、唇の上に置いて、メイクを浮かせてから、優しく拭き取ります。その後、低刺激の洗顔料を、よく泡立てて、泡で包み込むように洗いましょう。口唇炎の時のメイクは、あくまで、症状を悪化させない範囲での「たしなみ」です。健康な唇を取り戻すことを、最優先に考え、賢く、そして優しく、メイクと付き合っていきましょう。